以前の記事
お気に入りブログ
ライフログ
検索
タグ
-----
ファン
その他のジャンル
ブログジャンル
画像一覧
|
まっ、息子はまだ離乳食が始まったばかりで、殆ど母乳なんっすね。泣き出すとおむつか空腹ってことなので、外出する時はお腹一杯ミルクを飲ませてから行くようにしてたんっすよ。
しかし、旅行ともなるとなかなかタイミングよく母乳をやることができないんですね。 某国であちこち行ってやっと上海へ戻ってきた昼、ちょうど息子が空腹だったんですよ。ホテルのチェックインまでには少し時間があったので、日本料理店で昼食がてら時間を潰そうってことになったんっすよ。 しかし、そこは人間渦巻く上海のランチタイム。母乳をあげる場所なんてどこにもない。息子は空腹で大泣きしてるし、離乳食らしきものといったら・・・・ しょうがないんで、茶碗蒸しを少しあげたんですよ。 暫くして個室が空いたんで、そっちへ移動して母乳を飲ませることができたんだけどね、首の周りに蚊に刺されたような痕がポツポツとできて、こりゃマズイなって感じになってきたんですよ。でも、まだそれほど気にしていなかったんだけど、ヤバイから早くチェックインして寝かそうってことになったのね。 子供は寝てたんだけど、段々肌が真っ赤に腫れて、起きた時は体の半分ぐらいに異変が広がったんですよ。俺はその時点で「病院直行」って判断して、嫁にフロントへ電話してタクシーを待機させるように言ったんですね。 そうこうしてるうちに息子の呼吸がヤバくなってきて、タクシーに乗って救急病院へ急ぐ時には唇が真っ青になってきたんです。意識が混沌としだした息子の口に息を吹き込みながら名前を呼び、運転手には「急げ!」と叫んで、運転手は危機感を察してくれて信号無視を繰り返し、やっとの思いで救急病院へ滑り込んだんですね。 すぐに処置用のベッドに寝かせて、息子の体には色々な装置が取り付けられて医師が来たんですけどね、「子供病院へ行ってくれ」って言うんですよ。何でだよ?って言いたかったけど、大人と子供の医療は全く違うって聞いた事があるし、こんな所で時間を使うのはもったいないから「救急車はどこだ?」って聞いたんですね。何て言ったと思います?「タクシーが表にいっぱいいるから」って言うんですよ。 実際ね、怒ってる時間が無いんですよ。だからまたタクシーに乗ったんですけどね、ホテルに待機してるタクシーとはレベルが違ってこっちの言うとおりに動いてくれないんっすよ。イライラしながら病院へ到着しても金が少し足りないだとか、文句言い出すしね。 子供病院の救急センターってのは戦場っすよ。皆、息子が大変だって来てるわけで、「家の子を先に観ろ」って怒号で大混乱してるんですよ。俺もね、ここが外国だからって、言葉がわからないからって黙ってるわけにはいかないんで、「うるせぇーよ、こっちは死にかけてるんだよ」って日本語で応戦して、、、でもね、そんな必死さが伝わって割りと早く観てもらう事ができたんですね。 それから筋肉注射を打って点滴を10時間ぐらいかけてゆっくり落として24時間態勢で看病しました。息子は10時間後ぐらいにはすっかり回復していましたけどね、血液や便の検査やウルトラサウンドの検査もやってもらいました。いまは元気ですよ。 帰国も延ばして(JALさんにはお世話になりました)何しに行ったのかわからなかったけど、親としての自覚の無さを痛感しました。こいつを守ってやれるのは俺しかいないのに、その場しのぎで危険なもの食わせた俺の責任っす。 今は、俺の調子が悪いっすね。飯が食えないし、体中が痛い。しかし、これが息子じゃなくて良かったと思えるんっすよ。これが親の気持ちなんだなって、親父やお袋に感謝してますよ・・・・
by mahi_mahi143
| 2011-08-11 05:44
|
ファン申請 |
||