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儀式を少々やり過ぎまして・・・ つーか、最近の生活パターンは儀式の後に寝て夜中に起きるという変則パターンです。
仕事の方は追い込みでして、来週の半ばには終了する予定です。 俺がやっているのは建設業で、建設業といっても色々あって、詳しく言うと土木工事業なのですよ。土木工事というのは基本的に公共事業で、大きい物だと橋を架けたりトンネルを掘ったり道路を作ったり下水道工事をしたり・・ そんな仕事が多いですね。 前にも書きましたが、顧客はお役所なのですよ。国土交通省・県・市が主なお客さんなのですね。 お役所と言うところは4月から3月の年度制ですから今が年の瀬なのですよ。皆さんそろそろ人事異動の発表などがあって仕事を早く片付けたいんです。 各工事にはお役所の担当者、監督員って発注者側の責任者がいるんですけどね、いわゆる現場監督とは違って現場には殆ど来ません。 請負人(なんで負けって字が入ってるのか不思議だけど)の施工責任者はもちろん国家資格を要求されるわけで、その資格はで土木施工管理士というんですけどね。俺は30歳の時にこの仕事を始めて33歳の時にこの資格を取ったんですよ。そりゃー国家試験だからそんなに簡単じゃない。特に一級土木施工管理技士は俺が受験した時でさえ合格率が10%ぐらいだったと思いますが、今はもっと難しいでしょうね。 あの頃俺の人生史上一番勉強しましたね、だって俺は普通高校卒の芸大中退なので全くの素人なのですよ。昼間、肉体労働して家へ帰って受験勉強なんて考えただけでもゾッとします。 一級の試験は一次・二次があって、4月に願書を出して翌年の2月に合格発表が出るまで地獄の日々(ちょっと大げさだけど)なのですね。しかも、俺は一回失敗したから×2なのですよ。あの頃は肉体労働者から脱出したい一心で勉強したんだと思います。 でも、もう二度とやりたくないですね・・・ 何でこんな自慢話をしたかと言うとね、お役所の監督員は資格が必要ないのですよ。変でしょ?もちろん中には自発的に資格を取っている人もいますけどね、特に下級官庁(市とか町などの自治体)の監督員は殆ど持っていないんです。これが非常に困るんですよ。だって、指示する方(監督員)より指示される側(現場監督)の方が知識が豊富なんですからね。 だから現場で不都合が起きて設計を変更してもらいたい時なんかは時間がかかり過ぎて工事が遅れるんです。 お役所の監督員の使命は設計どおりの構造物を期間内に作る事なのですね。それさえ達成すればOKなのですよ。それも変でしょ?だって税金をつかって市民の為にインフラを整備する訳だから、本当に必要で高品質な物を作るべきです。 工事発注を決定した人と工事を設計した人と監督員はそれぞれ別の人だから、その工事が必要か不要かということは監督員には関係ない事なのですね。 日本の社会は伝統的な切腹社会なので、問題が起きたときに責任者一人が腹を切って責任を取るわけです。だから会社が社会的に問題を起こすと社長や役員が辞職するでしょ?欧米では辞めませんよ。逃げるのはもっと卑怯だって考え方なのでしょうか。 請負人(なんで負けって・・不思議だ)の仕事は本来高品質な物をつくることなんですね。でも、現実はお役所の監督員が責任を問われないようにすることなんですよ。現場では品質試験を沢山やるんですけどね、監督員に迷惑がかからないように良い結果のデータしか出しません。だって、受け取ってくれないんです・・・ これが現実。不要で低品質な物が日本各地に沢山できる原因はこれです。 でもね、今俺がやってる事は末端の肉体労働者。そ~んな事は全く関係ないのであ~~~る。 追記: ほう・・・意外ですか?そうですか・・・ あっ、そう? じゃ称します。なんちゅー文面や・・
by mahi_mahi143
| 2008-03-23 03:08
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